エルメのステップ配信が届かない?作り方と、始める・止める・試すの設定

作っただけでは、届かない。エルメのステップ配信の始める設定。

読みもの / L Message(エルメ)

三原 努 / Smart LINE

「ステップ配信を作ったのに、登録した人に何も届いていない」

「自分にテストで送ったときは届いたのに、本番の人には届かない」

「管理画面を見返しても、どこが間違っているのか分からない」

どれも、ステップ配信の中身ではなく、『始める設定』で起きやすいことです。

エルメのステップ配信は、作っただけでは誰にも届きません。公式マニュアルにもそう書かれていますが、止める設定やテストの注意点も含めて4〜5ページに分かれていて、原因にたどり着く前に手が止まりがちです。

僕はL Messageの認定代理店として、LINE公式アカウントの構築を手伝っています。実は自社のエルメにも、記事を2通届けるステップ配信を作ったまま始めていないものがあり、登録者は0人です。

届かないときに確かめる順番と、始める・止める・試すの設定を、この記事の1ページにまとめました。上から順に確かめれば、原因を1つずつ消せます。

先に結論を言うと、作ったら始めるきっかけにつなぐ。止めたいときは、タグを外さずに止める設定を入れる。そして本番の前に、自分のLINEで一度通ってみる。この3つです。

目次

ステップ配信が届かないときは、この順番で6か所を確かめる

届かないときに見る場所は、6か所です。上から順に見ていけば、原因の候補を1つずつ消していけます。

ステップ配信が届かないときの確認6か所

  • 01
    始める設定
    作っただけでは動かない
    開始のアクションを入れる
  • 02
    きっかけ
    新規友だち用は、今いる友だちには効かない
    今いる友だちは友だちリストから
  • 03
    同時は1本
    別の配信が始まると、前の配信は止まる
    購読中のステップを見る
  • 04
    足した通
    日時が過ぎた人には届かない
    途中から開始で届ける
  • 05
    配信対象
    どこにも入らない人には届かない
    条件の抜けを見る
  • 06
    配信数の上限
    フリーは月1,000通まで
    送信エラーを見る

テストは始める設定を通らない。テストで届いても、本番で始まる証拠にはならない。

1か所目は、ステップ配信を始める設定を入れたかどうかです。ステップ配信は、作っただけでは動きません。次の章で説明する「始める設定」が要ります。

2か所目は、その設定が、いま届けたい人に効くきっかけに付いているかです。あいさつメッセージの「新規友だち用」に付けた設定は、これから友だちになる人に効くものです。すでに友だちになっている人には、友だちリストから個別か一括で始める必要があります。

3か所目は、あとから別のステップ配信を始めていないかです。エルメで同時に動かせるステップ配信は1本だけで、別のステップ配信が始まると、前のものは自動で止まります。

4か所目は、あとから足したメッセージの配信日時です。配信が始まったあとに足したメッセージは、その日時がもう過ぎている人には届きません。

5か所目は、配信対象を分けている場合、どの対象にも入らない人がいないかです。どこにも入らない人には、何も届きません。

6か所目は、月の配信数の上限です。エルメのフリープランは月1,000通までで、LINE公式アカウントにもプランごとの上限があります。上限に届いて送れなかったメッセージは、エルメの左メニューの「送信エラー」に、エラーコードつきで残ります。

冒頭の「テストでは届いたのに、本番の人には届かない」ときは、まず1か所目と2か所目を疑ってください。テストの送り方は、始める設定とは別に、自分のLINEへ直接送る仕組みです。始める設定が抜けていても、テストだけは届いてしまいます。

エルメのステップ配信は、4つ目の「始める設定」で動き出す

エルメのステップ配信は、4つの手順で作ります。公式マニュアルの順番は、次のとおりです。ステップ配信の枠を作る。枠の中にメッセージを作る。必要に応じてメッセージを増やす。そして、ステップ配信を始める設定をする。

1つ目から3つ目は、画面の案内どおりに進めれば迷いません。左メニューの「ステップ配信」から「+新規作成」を押し、ステップ名を入れます。ステップ名は管理用の名前で、友だちには見えません。「+配信タイミング」でいつ送るかを決めて、「+メッセージ」で中身を入れます。

配信タイミングは、「ステップ開始直後」「日時で指定」「経過時間で指定」の3つから選びます。どれも、数え始めはステップ配信が始まった時点です。

時刻をそろえたいなら「日時で指定」です。翌日の朝9時、3日後の夜8時のように決められます。登録から2時間後のように間隔で送りたいなら「経過時間で指定」ですが、こちらは72時間以内までしか設定できません。24時間より先に送るなら「日時で指定」を使います。

同じ配信タイミングにメッセージを2つ入れると、2つはまとめて同時に届きます。テキストのあとに、画像を2通目として送りたいなら、配信タイミングを分けてください。

そして、届かない原因になるのが4つ目の「始める設定」です。公式マニュアルも、4つ目を忘れないよう注意しています。僕の自社アカウントのステップ配信が登録者0人のままなのも、この4つ目をまだつないでいないからです。

何を、何通、どの間隔で送るかをまだ決めていない方は、先にLINEのステップ配信は何を送る?最初の3通を組み立てる考え方を読んでみてください。ここでは、エルメでの設定に絞って説明しています。

ステップ配信を始めるきっかけは、友だち追加・フォーム・タグから選ぶ

ステップ配信を始める設定は、エルメの中で何かが起きたときに付けます。エルメでは、この「何かが起きたときに動く設定」をアクションと呼びます。アクションは、それだけ作っても動きません。友だち追加やフォームへの回答といった、きっかけとセットで初めて動きます。

よく使うきっかけは、友だち追加、フォームへの回答、タグが付いたとき、の3つです。

友だち追加で始めたいなら、あいさつメッセージの「新規友だち用」を開きます。「アクション追加・編集」から「ステップ」を選び、配信設定を「開始/再開」にして、始めたいステップ配信を選びます。フォームへの回答やタグも考え方は同じで、それぞれの設定画面のアクションで、ステップを「開始/再開」にすれば動き出します。

このほか、リッチメニュー、自動応答、QRコードアクション、イベント予約などからも始められます。

すでに友だちになっている人に始めるときは、別の操作です。1人だけなら、1:1チャットで相手を選び、右側の「基本情報」にあるステップ配信の鉛筆マークから始めます。まとめてなら、友だちリストで対象の人を絞り込み、画面下の一括アクションで「開始/再開」を選びます。

どのきっかけを使っても、最後は「何をきっかけに、どのステップ配信を始めるか」を1つずつつなぐ作業になります。

ステップ配信を止めたいときは、タグを外さずに「止める設定」を入れる

ステップ配信を止めるときは、タグを外すのではなく、止める設定を入れます。申し込んでくれた人に、まだ申し込みの案内が届き続けるのは、止める設定が無いときに起きることです。

最初に知っておきたいのは、ステップ配信を始めたタグを外しても、ステップ配信は止まらないことです。タグは「始めるきっかけ」に使っただけで、止める指示にはなりません。

止め方は4つあります。

1人ずつ止めるなら、1:1チャットの「基本情報」を開きます。ステップ配信の鉛筆マークから、「ステップ配信を停止する」を選びます。まとめて止めるなら、友だちリストで「ステップ購読状況」が購読中の人を絞り込み、一括アクションで「停止」を選びます。

自動で止める方法もあります。返事をくれた人に止めたいなら、自動応答を「全てのメッセージに反応」「1度のみアクション稼働」で作り、アクションでステップを「停止」にします。個別のやり取りが始まった人に、自動の案内が届き続けるのを防げます。

フォームに答えた人に止めたいなら、フォームの「メッセージ・アクション設定」で、ステップを「停止」にします。申し込みフォームに入れておけば、申し込んだ人に申し込みの案内が届き続けるのを防げます。

それなら、タグで始めるのをやめればいいのでは。そう思うかもしれません。

でも、タグで始めること自体は便利です。問題は始め方ではなく、止め方を決めずに始めることです。始める設定を1つ作ったら、止める設定も1つ作る。この組み合わせで考えておけば、タグで始めても困りません。

もう1つ、自分で止めていなくても止まる場合があります。先ほどの3か所目のとおり、ステップ配信の途中で別のステップ配信が始まると、前のステップ配信は自動で止まります。資料請求の案内の途中で、セミナー申し込みのステップ配信が始まれば、資料請求の案内は最後まで届きません。

本番の前に、自分のLINEでステップ配信を一度通ってみる

ステップ配信は、本番の前に自分のLINEへ送って確かめられるようになっています。テストに使う自分のLINEは、先に公式アカウントの友だちに追加しておきます。そのうえで、エルメで「テストアカウント」に登録すれば準備は完了です。

送り方は3つあります。本番と同じ間隔で届くかを確かめたいなら「配信タイミング通り」です。ただ、時間がかかります。文面や画像の見た目をまとめて見たいなら「全てのメッセージを同時に送信」です。順番と流れを短い時間で見たいなら「20〜30秒ごとにメッセージを送信」です。

3つ目には、注意が1つあります。テストを始めたあとに編集した内容は、そのテストに反映されません。文面を直したら、テストを送り直してください。

テストで見るのは、文面だけではありません。

始めるきっかけから、本当に始まるか。止める設定を入れた人に、本当に止まるか。ここまで確かめて、初めてテストです。

テストの送り方は始める設定を通らないので、テストで届いたことは、本番で始まることの証拠になりません。申し込みフォームに自分で答えてみる、あいさつメッセージの流れを自分で通ってみる。そうすれば、始める設定と止める設定を一度に確かめられます。

あとから足した通と、次の配信へのつなぎ方

配信が始まったあとにメッセージを足すと、配信日時がすでに過ぎている人には届きません。まだその日時が来ていない人には届きます。

3日目のメッセージを足したとき、もう5日目まで進んでいる人には、足した3日目が届かない、ということです。すでに進んでいる人にも届けたいときは、「途中から配信を開始する」を使います。1人ずつなら1:1チャットの「基本情報」から、まとめてなら友だちリストの一括アクションから、どのメッセージから始めるかを選べます。

ステップ配信が終わったあと、次のステップ配信を自動で始める「自動継続」という設定もあります。ステップ配信の編集画面の下にある「自動継続を設定する」から、続けるステップ配信を選びます。

使うには、配信対象が「ステップ購読者全員」であることと、「日時で指定」のメッセージが入っていることの2つが必要です。

自動継続の先を元のステップ配信に戻すと、同じ配信が繰り返されます。公式マニュアルも、意図しない繰り返しで配信数を大量に使うおそれがあると注意しています。フリープランの月1,000通だと、繰り返しがあればすぐに上限です。

作る前に、始める・止める・試すを決めておく

エルメのステップ配信が届かない、止まらないときは、メッセージの中身より先に、始める・止める・試すの設定を見てください。

作る前に、次の3つを決めておくと迷いません。どのきっかけで始めるか。どうなったら止めるか。誰のLINEで、どこまで通ってテストするか。

3つが決まっていれば、画面の操作は公式マニュアルどおりに進められます。

作ることと、届くことは別の作業です。登録者0人のままの、僕の自社アカウントのステップ配信が、そのいい例です。

自分の導線だと、どこで始めてどこで止めればいいのか分からない。そんなときは、Smart LINEに相談してください。いまのLINE公式アカウントの流れを見て、始める場所と止める場所を一緒に決めます。

参考資料

確認日:2026年9月26日。機能や利用条件は変更されるため、設定・契約の前に公式の案内もご確認ください。

L Message|ステップ配信 操作マニュアル

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