LステップとL Message、どちらを選ぶ?今の仕事から比べる5つの項目

選ぶ基準は、今の仕事。LステップとL Messageの選び方。

読みもの / LINE公式アカウント

三原 努 / Smart LINE

LINE公式アカウントは使っているけれど、手作業が増えてきた。LステップやL Message(エルメ)を調べると、どちらにも便利そうな機能が並んでいて、決め手が分からない。

比較表を見続ける前に、今の仕事で減らしたい作業を1つ書いてみてください。

「申込みのあった人に、日程と参加方法を毎回手動で送っている」。このくらい具体的になると、確認すべき機能が見えてきます。

僕なら、必要な配信、予約や申込み、更新する人、費用、契約条件の5項目で比べます。機能の数より、導入した後の自分の仕事がどう変わるかを見たいからです。

目次

標準機能で済む仕事か、先に確認する

LステップもL Messageも、LINE公式アカウントと連携して機能を広げるツールです。

ただ、決まった質問に同じ答えを返したいだけなら、LINE公式の応答メッセージで対応できる場合があります。登録後に決めた順番で案内を送るステップ配信も、標準機能にあります。

一方で、「申込済みの人を外して案内したい」「アンケートの回答によって配信を変えたい」となると、判定に使う情報と、その情報に応じて動く設定が必要です。

この『どこまで自動でつなぎたいか』を書き出してから、拡張ツールでできることを確認します。今の仕事に必要な範囲で選べば、使わない機能まで覚える負担も減らせます。

まず知っておきたい、共通点と違い

2026年9月24日に確認した公式情報では、両方に無料プランがあります。「無料で始めるならエルメ、有料ならLステップ」という分け方だけでは選べません。

Lステップの通常プランは、フリー、スタート、スタンダード、プロに分かれています。L Messageは、フリー、スタンダード、プロの3つです。同じ名前の「スタンダード」でも、内容が同等とは限らない点に注意してください。

配信については、Lステップは「シナリオ配信」、L Messageは「ステップ配信」という機能名で案内しています。どちらにも順番に届ける機能はありますが、必要な分岐や使える範囲は、プランと設定を確認します。

違いが分かりやすい例が契約期間です。確認時点で、Lステップの料金ページには、課金後の解約は3回課金後から可能と記載されています。スタート・スタンダード・プロの無料期間内は解約できることも、申込み案内で確認できます。L Messageの料金表では、契約期間の制限なしと案内されています。

長く使うつもりでも、ここは導入前に見ておきたいところです。最新の適用条件は、各社の申込み画面でも確認してください。

比べるのは、実際に使う5つの項目

両方のツールを、同じ仕事で確かめる

  • 01
    配信の条件
    誰に・何をきっかけに・いつ止めるか
  • 02
    予約・申込み
    日程・定員・決済・既存サービスとの関係
  • 03
    更新する人
    自分やスタッフが、普段の修正をできるか
  • 04
    費用の合計
    ツール+LINE公式+構築・保守
  • 05
    変更・解約
    プラン変更・解約条件・情報の引き継ぎ

無料プランでできないことは、有料プランのデモや公式サポートで確認する。

配信の条件

「自動配信があるか」だけでは、判断しきれません。誰を対象に、何をきっかけに送り、どの時点で止めるのか。たとえば「資料を請求した人に説明会を案内し、申し込んだ人には受付連絡へ切り替える」という一連の動きを、両方で確認します。

予約や申込みの扱い

説明会なら、日程を選ぶだけでよいのか、定員を設けるのか、参加費の決済も必要なのか。個別相談なら、担当者ごとの空き時間も扱うのか。同じ「予約機能」という名前でも、使いたい形を確かめます。

すでに予約サービスを使っている場合は、そのまま使うか、置き換えるかも決めます。二重に予約を管理することになれば、かえって仕事が増えてしまいます。

日々の更新を誰が行うか

日程の変更、配信文の修正、問い合わせへの返信。これを自分で行うのか、スタッフに任せるのかで、必要な操作や権限が変わります。説明を聞いて分かったつもりでも、実際に一度更新してみると、使いやすさを判断しやすくなります。

制作を外注する場合も、完成後にどこまで自分で直すか、最初に決めておきましょう。使い方の説明や、修正を依頼する範囲も見積りに含めて確認できます。

運用にかかる費用の合計

拡張ツールの月額に加え、LINE公式アカウント側のプランや配信数に応じた費用を考えます。構築や保守を依頼するなら、その費用も別に見ます。

L Messageの有料プランにある「配信数の制限なし」は、LINE公式側まで無制限になる意味ではありません。Lステップでも、LINE公式側の配信通数を超えて送れるわけではないことが料金ページに記載されています。

料金を比べるときは、月に何人へ何回送るかを同じ条件にします。必要な機能が使えるプランまで含めて比較すれば、入口の価格だけで決めるのを避けられます。

変更や解約の条件

上位プランへ変える方法だけでなく、下位へ戻せるか、いつ解約できるかも確認します。問い合わせ履歴や顧客情報をどう残すか、運用を別の人に引き継げるかも、利用前に聞いておきたい点です。

無料プランでは、同じ作業を試す

無料で試せるなら、画面を眺めるだけでなく、使う予定の作業を小さく作ってみると判断しやすくなります。

たとえば、質問を1つ受け取り、その回答に合う案内を返し、申込み後の扱いを確認する。必要な条件が無料プランの範囲外なら、デモやサポートで有料プランの動きを確認します。

無料プランでできなかったことを、そのツール自体ではできないと判断しないようにしてください。L Messageでは、アクションの条件による絞り込みなど、有料プランで使える項目があります。

比較のために、本番で使っているLINEへそのまま接続するのは避けてください。Lステップの申込み案内では、ほかの連携ツールと同時に使った場合の正常動作を保証しないと記載されています。本番に両方をつないで比較せず、各社の条件を確認した検証用アカウントで試します。

選ぶ前に、やりたいことを一文にする

「LINEを自動化したい」だけでは、確認する項目が広すぎます。

たとえば、「毎月開催する説明会で、日程選択から参加前の案内までを自動化し、個別相談には自分で返信したい」。これは、選ぶための条件を整理した仮の例です。

この一文があれば、配信と予約の連動、日程を更新する操作、個別相談の確認方法を比べられます。必要な機能が使えるプランと、続けられる費用も絞れます。

LステップとL Messageのどちらが上かを決めるより、自分の仕事を、この条件で無理なく回せるかを確かめる。まずは今週、繰り返した手作業を1つ書くところから始めてみてください。

機能・仕様の確認先

確認日:2026年9月24日。機能や利用条件は変更されるため、設定・契約の前に公式の案内もご確認ください。

LINEヤフー:応答メッセージ

LINEヤフー:ステップ配信

Lステップ:料金プラン

Lステップ:シナリオ配信

Lステップ:お申込み前の確認事項

L Message:機能と料金プラン

L Message:ステップ配信の操作マニュアル

Smart LINE.

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