LINEのステップ配信は何を送る?最初の3通を組み立てる考え方

読みもの / LINE公式アカウント
三原 努 / Smart LINE
LINEの友だち追加後に、自動で案内を届けたい。そう思ってステップ配信の画面を開いたものの、1通目から何を書けばよいか迷ってしまう。
書き始めると、今度は伝えたいことが増えて、いつまでも完成しない。そんなときは、配信画面をいったん閉じて、読んだ人に最後にどうしてほしいかを1つ決めてみてください。
日程を確認してほしいのか、説明会に申し込んでほしいのか。それが決まると、判断するために必要な情報も選べます。
ここでは、資料を受け取った人に説明会を案内する場面を例に、3通分を考えてみます。3通が正解という意味ではありません。最初に作って確かめる範囲を、小さくするための例です。
LINE公式アカウントにも、ステップ配信はある
ステップ配信は、あらかじめ決めた内容を、設定したタイミングで順番に届ける機能です。友だち追加の直後に届けるあいさつメッセージと、その後に送る案内を分けて考えると、内容の重複を減らせます。
「Lステップを契約しないと使えない」と思われるかもしれませんが、LINE公式アカウントにも標準でステップ配信があります。標準機能のステップ配信マニュアルでは、友だち追加などを開始条件にした配信が案内されています。
ただし、送信した分は課金対象のメッセージ数に数えられます。機能が使えることと、何通でも無料で送れることは分けて考えてください。
先に決めるのは、相手と最後の行動
同じ説明会を案内する場合でも、資料を請求したばかりの人と、すでに何度か相談している人では、知っていることが違います。
今回の例では、『講座に興味があって資料を受け取ったが、参加するかどうかはまだ決めていない人』に絞ります。最後に案内するのは、受講の申込みではなく、説明会の内容と日程の確認です。
この人が迷っているのは、どんなことだろう。自分の目的に合うのか、時間を確保できるのか、説明会に参加したら契約しなければいけないのか。
実際に届いた質問があれば、それを材料にします。まだ質問が集まっていないなら、想定した不安を仮に置き、配信後の返信で確かめていきます。想像を、お客様の本音と決めつけないためです。
資料を受け取った人へ送る、3通の例
以下は、実際の配信実績ではなく、構成を考えるための例です。資料そのものは、あいさつメッセージで渡している前提にしています。
資料を渡した後に送る、3通の役割
- 01
資料を使う
最初に見る場所を案内
受け取った資料を使う - 02
疑問を解消する
受講時間・参加条件
判断に必要な情報を得る - 03
日程を見る
説明会の内容と日程
参加するかを考える
3通は構成例。申込済みの人は区別し、必要な参加案内へ切り替える。
1通目は、資料の使い方を伝える。
「最初に、今の状況に近い項目を1つ選んでみてください」と、資料のどこを見ればよいかを案内します。資料を渡した後に、すぐサービスの説明へ進まず、受け取ったものを使ってもらうための1通です。
2通目は、参加を考えるうえでの疑問に答える。
たとえば仕事と両立できるかが気になるなら、必要な受講時間、開催の頻度、欠席時の扱いなどを具体的に示します。制度がまだ決まっていない部分を、都合よく補ってはいけません。公開できる正確な情報を使います。
3通目で、説明会の内容と日程へ案内する。
説明会で確認できること、所要時間、参加費、申込み方法を伝えます。リンクは「こちら」だけでなく、「説明会の内容と日程を見る」など、進んだ先が分かる言葉にします。
案内を読む前に申し込みたい方のために、あいさつメッセージや常設の案内からも日程を確認できるようにしておくと、最後の配信まで待たせずに済みます。
配信間隔は、相手が動く時間から考える
何日おきに送るかを、先に固定する必要はありません。資料を読んだり、家族に日程を相談したりする時間を考えて決めます。
短いチェックリストと、1時間かかる動画では、次の案内を受け取ってほしい時点も違います。毎日送ればよいとも、間を空ければよいとも言い切れません。
最初は、配信日と、その時点で相手にしておいてほしいことを紙に並べてみます。資料をまだ開いていない人にも意味が伝わるように、次のメッセージには短い補足を付けます。
ツールを設定するときは、「登録から何日後」なのか、「前のメッセージから何日後」なのかも確認してください。数字は合っているのに、届く日が違う。
そんな行き違いを防ぐためにも、何を起点にした日数なのかを見ます。
申し込んだ人に、同じ案内を送り続けない
3通目より前に説明会を申し込んだ人には、次に必要なのは参加案内です。申込みを勧める配信を続けると、受付できていないのかと不安にさせてしまいます。
そこで、文章と一緒に『いつ配信を終えるか』も考えます。申込済みの人を区別し、案内を止める、または別の配信へ切り替える。その方法まで確認してから組みます。
申込みが別の予約サービスで行われるなら、その情報がLINE側へ伝わるかは、別途確認が必要です。リンクを置くだけで、申込済みと自動判定できるわけではありません。
Lステップのシナリオ配信やL Messageのステップ配信では、配信の切り替えや開始・停止などの仕組みが案内されています。使うプラン、申込み情報の受け取り方、設定する条件を確認して、自分の運用で実現できるかを見ます。
対応できない段階では、すでに申し込んだ方にも届く可能性を踏まえて文面を調整するなど、運用で補う方法も考えられます。その場合も、手動確認の担当を決めておきましょう。
最初の配信から申込みまで、自分で通ってみる
原稿ができたら、各メッセージの見え方をテストします。それとは別に、開始条件を満たした人へ予定どおり届くか、途中で申し込んだ人への案内が変わるかも確かめます。
L Messageの公式マニュアルでも、ステップ配信は作成しただけでは配信されず、開始するための設定が必要と説明されています。本文のテストが届いたことだけで、全体が動いたとは判断しないでください。
運用後は、各配信から日程のページへ進んだか、申込みや質問につながったかを見ます。反応が少ないときも、すぐに配信数を増やすのではなく、質問の答えが足りなかったか、申込先で迷わなかったかを見直します。
最初に書くのは、長い配信原稿でなくて構いません。相手を1人思い浮かべて、「資料を使う」「疑問を解消する」「日程を見る」と3通の役割を並べる。そこまでできれば、画面に入力する内容がかなり見えてきます。
機能・仕様の確認先
確認日:2026年9月24日。機能や利用条件は変更されるため、設定・契約の前に公式の案内もご確認ください。
Smart LINE.
